石田衣良ほか『ひと粒の宇宙』。
お盆に実家に帰省したときに、友人を待つ時間のお供に買った短編集。
総勢30名のジャンル不問なお話が詰まった一冊です。
もうね、いしいしんじさん、石田衣良さん、伊集院静に歌野晶午と50音順最初4名だけでもすごい。
最近お気に入りの大崎善生さん(『九月の四分の一』がすばらしい!)、
SFの名手・筒井康隆さん(『時をかける少女』があまりに有名)、
芥川賞作家・平野啓一郎さん(『日蝕』が当時は理解できなかった…)、
クラフト・エヴィング商会・吉田篤弘さん(『すぐそこの遠い場所』が素敵!)
etc,etc・・・
ひとつひとつは数ページなので、読むのも苦にならない。
おいしいところをつまみ食いできるお得な短編集(^▽^)
どんな人でもひとつは好みのお話が見つかるんじゃないでしょうか。
個人的には
いしいしんじさん『ミケーネ』
佐野洋さん『あり得ること』
が好き。特に『ミケーネ』は一番すきなんですが、読んだあと「これ好きだな」って思って改めて著者を見るといしいさんで、ちょうど『麦ふみクーツェ』を読みきったあとだったので、勝手に感動してました。
話を書くことがずっと頭の片隅にあるときは基本的に長い話を読めなくなる(時間的にではなく精神的に)ので、カンフル兼ねて短編集を買うことがままあるのですが、これもそのひとつでした。
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