真剣にご祝儀貧乏です。
女子フィギュア、やっぱりろくに観れなかった…しょぼーん
ちまちまと感想消化いきまーす。
■本多孝好『FINE DAYS』
連作短編ではなく、短編集。期待を裏切らないったらないです。
表題作『FINE DAYS』は高校生の男の子と、とかく絵の上手い男の子と、
不良まじりの女の子と、そして髪の奇麗な彼女の話。
少しだけ怖くて不思議で、最後の1行を読んだ瞬間に
思わずもう一度初めから読み返したくなるお話です。
青春と呼ぶにはちょっと生臭い、というかローかな。
『イエスタデイズ』はとても素敵な時間ネタのファンタジー、
『眠りのための暖かな場所』はサイコというか超能力?ネタ、
『シェード』はメルヘンチックな現代のファンタジーという感じ。
シェードは草迷宮(←攻殻ね)が好きな人だったら間違いなくくると思います。
タイトルのつけ方が上手い作家さんというと、本多さんか石持さんかなと思うけど、“眠りのための暖かな場所”は、もうダントツでした。
タイトルの穏やかさとは違える内容ですが、確かにこれでなければと思えてしまう。
こういうタイトルセンスが欲しいです。
古書で100円でしたがいい買い物しました。うふふ。
[0回]
PR