<学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生を送るなよ>
伊坂幸太郎『砂漠』読了。
良い物語だった。
「学生」が読むのと「学生でない人」が読むのとでは、受け止め方が全然違うと思う。
社会人の一人をやっている私は、理由はわからないけれど泣きたくなった。
今日は内定式でした。
10月に入ってどこの企業も内定を正式に出す季節。
希望通りの内定の人も、仕方なくの内定の人も、様々だと思います。
まだ砂漠を知らない学生たちも、砂漠でもがくばかりの人たちにも、是非読んで欲しいと思える一冊でした。
[0回]
PR