忍者ブログ
アニメと本と音楽とチョコレートとお酒の日記
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2024/05/05 (Sun)
<旧約聖書の神は、6日間でこの宇宙のすべてを創らねばならなかったが、私たちはたっぷり130億年かけて宇宙を造ればいいのである。>

『物理学と神』読了。
『世にも美しい数学入門』『テレポーテーション』や今読んでる『生物と無生物のあいだ』でもそうなのだけど、物理学者も数学者も生物学者も、一見すると神様(≒曖昧で非理論的なもの)を駆逐するような存在であるのに、圧倒的に美しい理論や仮説に出会ったとき、人間の力の及ばない神様の存在を思うらしい。

「宇宙はどのように誕生し、どのような姿をしているか」というのがこの本のメインテーマのひとつで、仮説を立てては証明し、矛盾にぶち当たり、観測と実証を繰り返し…と数千年におよぶ神様と科学者のやりとりが見えます。
専門用語も逐一わかりやすく解説してくれるので、物理学の本、というよりはおもしろい読み物という感じで読めると思います。
勉強が嫌いという人にはやはりオススメできませんが、学生時代、物理が最も嫌いだった私でもおもしろかったので、自然科学が好きな人にはおもしろいんじゃないでしょうか。

拍手[0回]

PR
2008/01/06 (Sun) Trackback() Comment(0)
Name
Title
Text Color
URL
Comment
Password
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Trackback URL
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]