巷に氾濫する似非科学についての記事を見かけました。
第1回のテーマは『波動』。
バナナにモーツァルトを聞かせるとおいしくなる云々の話についてでした。
スピリチュアルなものを決して信じないわけではないし、現代科学万能!なんて思っているわけでもありませんが、確かに科学的根拠なんてないんだよなーと、結構楽しく読ませてもらいました。
私は『ファウンデ―ション』とか『ムジカ・マキーナ』とか、現代科学ではわからないけど存在しそうな、魔法っぽい科学がツボのようです。
科学っぽい魔法、ではなく、あくまで魔法っぽい科学ね。
『ファウンデ―ション』とかねぇ、『星界』シリーズ好きな人は絶対はまると思う。
20年ぐらい前の小説だけど、すっごく面白いの。
原子力を魔法に見せかけて民衆を『宗教で』統治したり、科学的・理論的に数千年先の世界を予見したり、そういう話。
『ムジカ・マキーナ』はどっちかといえば『攻殻』系な話だと思う。
舞台がヨーロッパだけど、裏社会で取引される謎の麻薬・ツァウベルフレーテとか至高の音楽を生み出す音楽機械とか、数年前新聞の書評で見て以来数年間、ずーっと探した小説。
そういう意味では同じSFでもスペース・ファンタジーではなくサイエンス・フィクション好きなんだろうなと思う。
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